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本日は、住宅ローン金利にとうとう「0.1%」台の商品が登場したことについての話題をご紹介したいと思います!
その商品とは、「KDDI系」でインターネット専業のauじぶん銀行が発表した借り換え向けの変動型住宅ローンです。以前のブログでもご紹介しましたがネット系銀行は人件費や店舗経費がかからない故に金利競争で頭角を表している金融機関で注目を集めています。
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今回発表された、借り換え向けの住宅ローンは一定の条件(※詳細はコチラ)を満たせば適用金利が0.196%となります。0.1%台は同行としても過去最低水準とのことです。長期金利も0.455%と上限近くにまで戻りつつある中、住宅ローン金利に対しての注目度は圧倒的に変動金利へと移っています。各銀行もそんな中、顧客獲得への足掛かりとして新規は勿論、「借り換え」需要への対策にも力を入れ始めていおりより一層、金利の引き下げ競争が激化しそうです。
変動型金利は、短期金利と連動する基準金利から各行が設ける優遇幅を差し引いた金利を実際には適用する。auじぶん銀行の基準金利は2.341%となっており、6月30日までの借り換えについては優遇幅を1.952%から2.045%に広げて顧客の取り込みを開始しています。
下記は新規住宅ローン借入の「変動型金利」の金利ランキングです。(※モゲチェックHPより参照)
この過去10年で変動型金利もかなり下がってきました。私が初めて住宅ローンを組んだのもちょうど10年前くらいでしたが当時でも異次元金融緩和により相当低い金利だという説明を銀行から受けた記憶がありますが当時で「0.75%〜0.85%」がメガバンクの適用金利でした。その後、本日ご紹介したネットバンクの登場により金融界に新たな旋風を巻き起こしました。
新規で住宅ローンを借りる際に提示される金利の優遇幅は借りている期間は変わらないです。しかし、新規貸し出しの金利優遇幅は年々拡大されています。なので、本日ご紹介した借り換え需要を取り込もうと各銀行も金利競争により喚起している背景があります。全国的にもマンション価格をはじめ不動産の購入金額が上昇していますので低金利の恩恵が受けれる今のうちに決断する方は増加傾向にあります。全部ではないにせよ、都心や都心近郊でも人気の駅直結や駅徒歩5分圏内のマンションは新築・中古ともに高騰してきています。当社へのお問い合わせも以前より予算が上がってきている印象がありますのでこの低金利がさらなる価格上昇に拍車をかけていることは間違いなさそうです。
今後の日米金融不安の影響から長期金利の動向や、イールドカーブコントロールの行く末如何では、変動金利もこのまま低下していくとも限りませんので物価上昇2%を目指している日銀が次なる一手をどのように打ってくるか注目です。