古い建物の長寿命化技術が進化
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本日は、古いビルやマンションといった建物の進化する再生技術についてご紹介したいと思います!
昨今、バブル時に建築されたマンションやビルなどが築30年を迎えリフォームやリノベーションといった内装再生技術に注目が集まっております。実際、新築のマンションを購入するよりも割安におしゃれで綺麗な内装のリノベーション済み中古マンションを買われる方も多く、需要は高まる一方です。しかしながら、そう言ったマンションで気になるのがそのマンション自体の寿命です。内装の見た目は、良くなっても建物自体の中身(構造や躯体)そのものは、古いままなので大きな天災などに耐えうるのか崩れたり壊れたりしないか?といった点が気になります。
そんな中、各社大手デベロッパーでも建物を取り壊さずに再生する技術が進んできています!
先日、大手デベロッパーの「三井不動産」では古い建物を壊さずに長寿命化する「再生建築」の技術を公開しました。建物の構造内部の84%を再利用しながら改修することで、同規模で建て替える場合に比べ二酸化炭素排出量を72%削減することが可能になるそうです。耐震性能も向上し、建物の価値を高められるので今後需要が増えそうです。弊社が所在します「馬車道」周辺には、旧耐震技術で建設された古い建物が多く点在します。中には、有形文化遺産に指定されている貴重な建物もあるので、こういった技術により耐震補強もされ建物として再生出来るのは後世に残すうえで大きな進展になります。
今回、公開されたのは東京都新宿区にある地上9階建てマンションの工事現場で、築50年の物件を「リファイニング建築」という改修方法で再生するものです。既存の構造を残しながら、壁や柱を追加するなどして強度を高める技術です。メリットは多く、構造部分を再利用すれば建築廃材を減らせるため、二酸化炭素排出量を削減出来るだけでなく、工事コストも古い建物を全て解体し「ゼロ」から建築する建て替えコストよりも約70%ほどに抑えられるのもオーナーからすると嬉しいです。中身もトレンドに合わせた間取りに変更することで賃料を高く設定しやすくなります。当然、耐震性能や断熱性能も新築物件と同等水準に高められますから大幅な寿命延長にもなります。
ビルやマンションを所有されている個人オーナーからするとこの技術進歩は経済的なため、建て替えに後ろ向きだったオーナーも売却せずに所有を維持する選択肢も現実的になってきます。
銀行からの融資も、投資コストからみて事業性が高くなる為、融資しやすくなるわけですからこの技術が今後幅広く使われることになれば、環境面も含めこれから注目を浴びる再生技術になるのではないでしょうか!
山信不動産(株)では、1棟ビルやマンションをご所有されているオーナー様からも相続による資産継承や、建て替えのご相談にお応えしております。お気軽にお問い合わせください!
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