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タワマン節税関連で注目が増すタワーマンションですが当社でもお客様より「どこのマンションが人気なのか?」とよくお問い合わせ頂くことがあります。本日は、そんなご質問にお答えするのにぴったりな調査結果がありましたのでご紹介したいと思います!
先日、マンション価格の一括査定サービスを提供している「マンションナビ」を運営するマンションリサーチ社が首都圏で分譲されているブランドマンションの資産価値を調査して公表しました。
調査対象となったのは、
三井不動産レジデンシャル「パークタワー」「パークホームズ」・三菱地所レジデンス「ザ・パークハウス」・住友不動産「シティタワー」「シティテラス」・野村不動産「プラウド」「プラウドタワー」 などの大手デベロッパーのブランドマンションです。将来にわたって資産価値の高まりそうなマンションを選ぶうえで大変興味深い話題です。(※タワーマンションに限らずマンションブランド名として選定)
以前も、当ブログ内でも「メジャー7(セブン)」と題して大手デベロッパーのブランド種別についてご紹介したことがございます!気になる方はコチラもご参照下さい↓¥
具体的に今回の調査では、2021年から2022年にかけて価格の高騰率を対象にしており、高騰した物件の割合が高いブランドマンションをランキング化して発表しています。たとえば、あるブランドに関して、2021年から2022年にかけて10棟が販売され、そのうち2022年に8棟が高騰していれば、高騰率は80%、20棟が販売され、そのうち18棟が高騰していれば高騰率は90%という計算方式の様です。その結果、ブランド資産価値ランキングは図表1のようになりました。
三井不動産レジデンシャルの「パークタワー」なら、ほぼ例外なく高騰 トップに挙がったのは、三井不動産レジデンシャルの「パークタワー」で、22棟が販売され、そのうち21棟、95.45%が高騰していました。
「パークタワー」を購入すれば、ほぼ例外なく資産価値が高まっているわけで、さすがに老舗最大手不動産会社のブランドマンションといえます。三井不動産レジデンシャルのブランドマンションとしては、「パークコート」など「パークマンションシリーズ」が最上級とされるが、「パークマンション」は千鳥ヶ淵、麻布、白金など地名だけでも付加価値の高い都心の一等地に立地を限定しているため、極めて希少性が高いカラクリになっています。さらに近年では、「パークマンション」で一般分譲される物件はほとんどなく、実質的に「パークタワー」が三井不動産レジデンシャルのブランドマンションの代表格となってきています。「パークマンション」が都心の一等地の中小規模の中低層マンションを中心としているのに対して、「パークタワー」はやはり都心の一等地に広い敷地を確保しており、20階建て以上の超高層マンションに冠されるブランドという位置付けになっています。大規模マンションとして共用施設や管理体制が充実し、エリアのランドマーク的なマンションとなっています。その他、同デベロッパーの「パークホームズ」も4位にランクイン、三井不動産レジデンシャルのブランドとしては、郊外などの都心近郊エリアにも幅広い層に向けたブランド展開をしています。高騰率は91.38%に下がるが、それでも9割以上が高騰しているのだから十分に注目すべきブランド力かと思います。「パークホームズ」シリーズは、中規模から大規模マンションまであり、4階建ての中層から19階までの高層まで幅広いバリエーションの豊かさが特徴です。三井不動産レジデンシャルのなかではスタンダードタイプのマンションといわれるが、それでもこれだけの高騰割合を維持しているのは、さすが三井不動産レジデンシャルといったところです。
高騰率の高いマンションの第2位は、住友不動産の「シティテラス」シリーズです。19棟が販売され、18棟、94.74%が高騰しています。三井不動産レジデンシャルの「パークタワー」シリーズに負けず劣らず、ほとんどの物件が高騰しています。住友不動産の最上級ブランドは「グランドヒルズ」だが、「シティテラス」は「シティタワー」などとともに、それに次ぐブランドでそれぞれ、地域性や規模感に応じたコンセプトに合わせ企画しているようです。「シティタワー」が都心やその周辺の20階建て以上の超高層マンション中心なのに対して、「シティテラス」は比較的閑静な住宅地の住まいと環境を調和させた大規模マンションシリーズといわれています。その他、規模感の小さめな「シティハウス」シリーズなども住友不動産ブランドとしては有名です。
高騰率が高い3位は東京建物の「ブリリア」シリーズ!よく、野村不動産の「プラウド」シリーズに並んでテレビCMも多く流れており、企業のブランド戦略が色濃く出ているシリーズです。24棟が分譲され、うち22棟、91.67%が高騰している。やや高騰割合が低いとはいえ、それでも9割以上が高騰しているのだから、資産価値アップの確率は高いです。
そして、4位は先に触れたように三井不動産レジデンシャルの「パークホームズ」で、ここまでが高騰率90%を超えています。
今回の発表で面白いのは、ブランド別の高騰率ランキングとは別に、個別物件の高騰率のランキングも表されたところです!2021年、2022年に分譲された各マンションのうち、2021年の分譲価格の平均が1億円で、2022年に取引された平均価格が1億2000万円であれば、高騰率は20%という計算で算出、高騰率が高いほどマンションの資産価値が高いという目安にもなります。
高騰率トップは住友不動産の「シティタワー麻布十番」で38.59%でした。ブランドランキングで8位に入った「シティタワー」シリーズのマンションです。2009年の分譲時価格に対して4割近く上がっているわけで、60㎡換算価格は2億721万円でした。当時は、当時でかなり高値の花的な価格設定でしたが今の相場評価から思えば割安だったのかもしれません。「シティタワー麻布十番」は、都営大江戸線「麻布十番駅」徒歩4分という立地で、都心の人気住宅地の超高層マンションとして北側に東京タワー、南には富士山が見えるなどの眺望を誇り、近くには都心ながらにぎわいのある商店街も充実し生活利便性の高いエリアのマンションとして分譲当時も話題になりました。
3000万円台でも高騰率が20%台の物件も 高騰率2位にランクインしたのは、三井不動産レジデンシャルの「パークタワー上野池之端」の29.79%で、60㎡換算価格は1億1077万円でした。1位、2位ともに億ションであり、簡単には手が届かないという人が多いかもしれませんが、3位から7位までは1億円以下で比較的リーズナブルな価格帯のマンションがランクインしていました。なかには、東京建物の「ブリリアエルシオ萩山」のように、60㎡換算価格が3167万円と手頃な価格帯ながら、20.68%の高い高騰率を記録したマンションもありました。
単純に、高騰率というポイントにフォーカスして選定していますが高騰している物件の共通したポイントはやはり、駅徒歩分数やその駅が何駅なのかという「立地性」です。大手である安心感も大事ですが、やはり土地を所有するという観点からもマンションの最大のメリットでもある「利便性を兼ねた立地」は、金融商品として捉えた場合のポイントとしても外せない要素であることは今回の調査でも色濃く出た形になりました。
とはいえ、あくまでこうした不動産はご売却後、利益確定した時に現金化して初めて投資的要素が生まれるので、この段階では目安的数値にすぎません。こういう記事をご紹介すると、利益を手にした様な感覚になってしまいますがそうではありません(笑)ので悪しからず!
山信不動産(株)では、本日ご紹介したようなマンション選びのポイントを様々な観点でご紹介しております。ご興味ある方は、是非一度お気軽にご相談下さい!
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