今月の27日(公財)東日本不動産流通機構は、2020年度の「首都圏中古マンションの管理費・修繕積立金」に関する調査結果を公表しました。同年度に東日本レインズを通じて成約した首都圏中古(既存)マンションの月額管理費は191円(前年度比2円増)、1戸当たり1万2,480円(同269円増)。月額修繕積立金は1平方メートル当たり169円(同3円増)、1戸当たり1万1,071円(同388年増)。合計で1平方メートル当たり361円(同6円増)、1戸当たり同2万3,551円(同657円増)という結果となりました。1戸当たりおよび1平方メートル当たりの月額管理費は経年化するにつれて下落傾向にあり、1戸当たり修繕積立金は、築10~20年の物件が最も高く、それより経年化すると低下、また規模が大きくなるにつれて低下する傾向があるとのこと。ただし、200戸以上は上昇傾向にあるそうです。
都県別の管理費は、東京都は1平方メートル当たり221円(同4円増)・1戸当たり1万3,566円(同407円増)、神奈川県は同175円(同2円増)・同1万1,900円(同299円増)、埼玉県は同154円(同2円減)・同1万517円(同94円減)、千葉県は同148円(同変動なし)・同1万902円(同152円増)。
修繕積立金は、東京都が同176円(同5円増)・同1万816円(同442円増)、神奈川県が同170円(同3円増)・同1万1,586円(同425円増)、埼玉県が同156円(同2円増)・同1万647円(同117円増)、千葉県が同156円(同1円増)・同1万1,523円(同289円増)という結果となりました。
やはり、都県別でいうと東京都は物件数、物件価格が高いことから上昇幅も他県に比べ倍近い増額がわかります。
他にもデータとして、1平方メートル当たりの年間管理費は、成約1平方メートル単価の0.41%(同1ポイント減)、年間修繕積立金は0.36%(同1ポイント減)で、合計は0.77%(同2ポイント減)。1970年代と、バブル期の80年代後半から90年代前半に建築された物件は、管理費と修繕積立金(年間)の対成約単価比率が高い傾向にあるそうです。バブル期に量産された分譲マンションも今では、築30年以上の建物となり、修繕費の負担割合も増えています。また、昨今多発している天災によって計画外にかかる建物修繕費の負担増も今回の上昇要因の一つに挙げられるかと思います。
築年数や地域性もあり、なかなか平均値ですと参考にならない部分もあるかと思いますが今現在、皆様がお住まいのマンション管理費においても今回のデータを目安にしていただき首都圏平均に比べどのくらいの乖離があるかを比べてみてはいかがでしょうか!
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