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MBSの動向に市場の注目が集まる今

金融

山田 恵二

筆者 山田 恵二

不動産に関する事なら何でもご相談下さい。
特に、マンションに関しては長く扱ってきた経験もございますので将来のトレンドを見据えたご提案はもちろん、住宅ローンや税金に関しても細かくご説明致します。
自身の購入や売却といった実際の取引経験も交えてお客様一人一人に合わせたご提案を心がけております。

皆様、弊社ブログをご覧頂き誠に有難うございます!

本日は、先日の日経新聞でも取り上げられておりました「米国金利高」への将来予想についてご紹介したいと思います!




ここ最近のアメリカ長期金利の急騰劇をめぐり、住宅ローン担保証券(以下、MBS)を保有する投資家が金利変動に伴うリスク調整で米国債の売りが増える連想から、金利上昇を誘発するのではないかと市場の注目が集まってきています。前々から言われているインフレの高まりや期待値への観測に加え、より一層目先の金利先高観を強めてきています。
長期金利の指標になるアメリカ10年物国債の利回りは今月に入ってから一時、1.6%台前半と6月上旬以来約4ヶ月ぶりの水準にまで上昇しました。7月・8月は低水準だったのが一転して上昇基調になっています。

こうしたアメリカの金利急騰の背景には、住宅金融市場が大きな要因だと言われています。
MBSは、住宅ローンの返済資金を裏付け資産として発行される証券化された金融商品です。
2008年の「サブプライムローン問題」では、この商品によって各国に大きな影響が出たのは記憶に新しいかと思います。。

冒頭でお話しした、投資家のリスク調整は「コンベクシティ・ヘッジ」とも言われなぜこれが金利上昇の大きな要因につながるかというと・・・


【コンベクシティ・ヘッジの流れ】

長期金利が上昇した局面では住宅ローン金利も上昇圧力がかかり
住宅ローンの借り換え需要の低下、消費力(購入)の低下につながる
MBSの繰り上げ償還が見込めなければ投資家は資金回収に時間を要する
   ↓結果
保有資産のリスクを抑えるために、先物などで米国債を売りリスク回避


なので、アメリカ長期金利が1.7%前後になると米国債の売りが誘発されてしまうわけです。
各経済アナリストも一時的には1.8%までは上昇する可能性があるとまで見ています。

日本の金融市場を見ると、現在日経平均株価も一時3万円を超えたことである程度資金ストックが出来た中、円安ドル高に振れた今、すぐに米国債に投資するかというと微妙なタイミングかと思います。そうなることで、さらにアメリカ長期金利上昇に弾みがつく可能性も考えられます。

このインフレ状態は、どの程度続くのかを予想するのは難しいですが、そのカギを握るのが「住宅ローン担保証券(MBS)」であることは間違いなさそうです。

山信不動産(株)では今後のアメリカ長期金利の動向予測をしつつ、日本国内への影響も検証しご紹介していければと思います!その他、住宅ローンの最新情報なども気になる方は下記フォームからメールでお問い合わせ頂くか、お電話でもご質問にお答えしておりますのでお気軽にお問い合わせください!



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