「住宅ローン審査」新しい試みが始動!
皆様、当社ブログをいつもご覧頂き誠に有難うございます!
本日は、「住宅ローン審査」の新しい形として住信SBIネット銀行が新たにスタートするサービスの話題についてご紹介したいと思います!
ネット銀行大手の住信SBIネット銀行は個人が住宅を選び始める前に住宅ローンの審査をし、借入(融資)上限額を提示するというサービスを始めると発表しました。不動産情報サイト「ライフルホームズ」と提携して2023年度中をメドに導入する予定だそうです。
これは、住宅ローンを扱う立場からするとなかなか面白い試みだと思います。
と言いますのも、通常、金融機関の融資をメインとして不動産購入の資金計画を考えている場合、気になる不動産を選定したうえで金融機関に融資の借入が可能かを事前審査します。そして、金融機関から「承認」という結果がおりれば購入の資金計画が成り立つので購入の意思表示を改めて行い「申込」から「契約」といった流れになります。
しかし、この流れで問題なのは購入したい不動産が見つかって「さぁ、いざ審査」なので希望融資額の借り入れが否決(※希望額からの減額なら承認というケースもあります)になってしまったり、そもそも審査が通らないなんていうことも可能性として「ゼロ」ではないです。せっかく購入マインドが高くなっていてもそれでは気持ちも冷めてしまいますし、今まで住まい探しに費やしていた時間が無駄になってしまった気すらしてしまいます。
今回の試みが画期的なのは、そうした問題を解決出来るフローに変えることです。
まずは、「住宅ローン審査」→「借入可能額(融資の承認)」→その予算や資金計画に合う「不動産探し」→良いのが見つかれば「結論」
ん?いままでも借入限度額とかは事前に試算出来たのでは??
と思った方もいらっしゃるかと思いますが
今まで大きく違うのは、上記赤字で書いた様に金融機関からの承認が既におりているという点です。従来は様々な情報サイト上で、収入金額など購入予定者の簡単な情報を入力するだけで借入可能額までは算出出来ました。(※当社でもコチラから簡単に計算することは可能です)これはあくまで収入面だけで机上計算した金額なのでその金額を融資出来るという確約ではありませんでした。その点、今回の住信SBIネット銀行の事前審査システムであれば金融機関の正式な事前審査としての承認を得られるので効率的に住まい探しに時間が費やせます。
住宅を購入する場合、どんな物件にするか想定したうえで住宅ローンの仮審査に入る場合がほとんどです。物件を決めてから急いで住宅ローンを申し込まなければならないことも多く、購入者の負担感が大きくなることを考えると先に融資証明を得ていれば、借りられる金額を考慮したうえで、物件選びに集中できるわけです。
今回の試みは住信SBIネット銀行などが出資して2022年に設立したデータビジネスの会社、テミクス・データと協業し、ホームズのサイトなどから申し込みを行うと質問項目に答えて人工知能(AI)などを活用して審査でき、最短即日で融資上限額を提示し、その範囲内で融資可能だと証明できるとのことです。
物件確定後に通常通り、再度本審査をする流れにはなりますが虚偽申告などがない限り物件選定前の審査通りに融資できる場合が多くなるとのことです。
注意しなくてはいけないのがこの「事前審査」から「本審査」までの期間で新たな借入や、勤務先が変わったりと事前審査時のプロフィールと変わってしまうと再審査もしくは否認となってしまう事です。余程のことがなければそんなことにはならないとは思いますが、「一度承認が降りたから大丈夫だと思っていた」という方も過去私のお客様でもいらっしゃいました。これに関しては、従来の事前審査でも同様ですので注意が必要です。
今回ご紹介した住信SBIネット銀行は6%を超えるシェアを持つ住宅ローンの大手の金融機関です。都心の住宅価格が高止まりし、住宅ローンの需要が増えるなか、金利だけでなく銀行間のサービス競争が激しくなっているなかこうしたサービスは他行との差別化に有効的かと思います。群雄割拠な金融戦国時代に今後も新たなサービス提供が発表されることを期待したいです!
本日、ご紹介した「住宅ローン」について山信不動産(株)ではお客様の細かいご要望(返済計画や金利種類の選定など)をお伺いしたうえでご提案しておりますのでお気軽にお問い合わせ下さい!
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