
建築業界に光明!3Dプリンター住宅とは?
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昨今マンションや戸建ての価格が高騰するなかで、建築コスト削減や人手不足対策に期待がかかっています。こうした中、技術の進化により模型や医療でも注目されている「3Dプリンター」が住宅建設にも活用出来るという話題についてご紹介したいと思います!

3Dプリンターを活用して建てる家が実用化にむけ確実に近づいています。国内では新興企業や住宅メーカーが相次ぎ販売開始を正式に表明しています。そして、すでに竣工済みの3Dプリンター住宅が話題です。能登半島に位置する石川県珠洲市の一画に建つ50㎡の平屋建てで、間取りは1LDKで壁面にはプリンターでモルタルを積み上げた際にできる波状の「積層痕」が並び、3Dプリンター製であることを物語る外観が目を惹きます。遮音性も高く、木造住宅に比べても見劣りしない作りになっています。断熱性も高く、エアコンの効きも良いとのことです。理由は約50cmの厚みをもつ壁にあります。3Dプリンターで作ったモルタル製の型枠にコンクリートや鉄筋を入れる構造のため、一般的な住宅よりも壁が厚いのが特徴となっています。型枠部分が遮音や断熱に役立っています。
この住宅は、能登半島地震からの復興の一環で2024年9月に完成しました。現在はホテルとして使われ、地震で能登を離れた住民が帰省で泊まることが多いといいます。現場作業が大きく減らせる3Dプリンター住宅が広まれば復興の助けになるだけでなく、様々な住宅や店舗として汎用性も見込めます。一般的な鉄筋コンクリート(RC)造の建築工事では、職人が現場で合板から型枠をつくり、そこにコンクリートを流し込んで壁や柱にします。昨今では型枠大工の労務費の負担のほか、職人不足による工事の停滞も多いです。3Dプリンター住宅は、工場でモルタル製の型枠を「印刷」して現場に運んで組み立てるため、現場の作業時間を短縮できるのは大きなメリットです。
珠洲市の住宅を手掛けたのは兵庫県にある新興のセレンディクスという会社で、2026年7月末までの1年間で50戸の販売を計画し、広さは30㎡から200㎡までそろえるラインナップがあるそうです。価格は50㎡で900万円台から(内装別)を見込んでいるそうで、仮に900万円なら1坪(3.3㎡)あたり約60万円と、一般的なハウスメーカーの約半分の計算になります。さらには、現場での建築作業を24時間以内に終えられるようにして人件費を大きく減らすことも可能になってきます。
同事業は他社も精力的に行なっており、リブワークは「土製」の3Dプリンター住宅を手掛け話題になっています。こちらは工場ではなく建築現場で壁を直接印刷するのが特徴で現場で印刷することで、土地の形にあわせて造れるメリットもあります。現在は1台のプリンターを5回置き換えながら1カ月かけて壁を出力しているそうですが、今後は置き換えをなくして工期を1週間まで縮めることも検討しているそうです。それによりコストを抑え、価格は80㎡で2000万円前後になる見込みのようで価格高騰で住宅の購入を断念していた実需層にも明るい話題となりそうです。
しかし、普及に向けては課題も多いそうで「3Dプリンター住宅」という言葉は家そのものをシームレスに出力する印象を与えますが、実際に3Dプリンターで作るのは家を建てるための「型枠」にとどまります。現状の建築基準法では、柱や壁など「構造耐力上主要な部分」を3Dプリンターで造りにくいことが背景にあるためです。同法はコンクリートや鉄筋などを構造部材の材料に定めるが、モルタルは含まれません。セレンディクスの住宅はモルタルの型枠内に鉄筋とコンクリートを、リブワークのものは柱やブレース(補強材)など木造の構造体を配置し、それぞれ「RC造」「木造」として建築確認申請を通しているのが現状だそうです。
さらに建築コストも現段階では型枠作業のみを3Dプリンターで代用する場合、人件費は減りますがプリンター代や特殊なモルタルの素材代がかさみ、合計の費用はむしろ増えてしまうといった壁もあります。モルタルは今のところ高価な特注品で、量産化によるコスト低減が課題となりそうです。各企業も鉄筋やコンクリートの配置作業も工場で終えるほか基礎部分にもプリンターを活用しコストの低減を図ったり、素材に安価な土を使い、費用を抑えたりすることで商品化へむけ試行錯誤しているようです。とはいえ、今回の3Dプリンター住宅は、人手不足対策やデザインの自由度の高さなど、コスト以外のメリットを評価すべきで素材の調達網などが整えばコストが下がり、優位性を発揮できるようになると思います。特に人員不足による人件費問題は建設業階において深刻な問題なので、こうした新しい技術が今後の明るい未来の光明として実用化されることに期待したいです。
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