コロナ禍におけるマンション選び
皆様、弊社ブログをご覧頂き誠に有難うございます!
本日の、ブログでは「コロナ禍におけるマンション選び」に関してお話ししたいと思います。
私も、不動産業界に身を置く立場としてこのコロナ禍は住宅そのものの考え方を見つめ直す大切なきっかけとなりました。当初(1回目の緊急事態宣言頃)は、2020年内には収束し元の生活に戻ると思っていた方も多かったのでは無いでしょうか?私もその一人でした。
そんな中、各調査機関でも「住まいに対してのアンケート調査」を行っておりテレワーク化が進む勤務形態の変化で住まいに対しての意識や需要も少しずつ変化してきました。昨年の夏頃は、賃料や物価の高い都心に執着する必要がなくなった事を受け、郊外や都心近郊への注目も増しました。しかし、昨年末頃からは徐々に都心需要も戻ってきております。その理由としては、長きにわたり生活基盤として都心を利用されていた方はやはり周辺環境を変える事への不便さ(行動制限するが故の利便性)を感じている様です。
対極的な変化とまではいかないのが現状の感想です。
さらに細かく見ていくと、マンションの需要はどの様に変化しているのでしょうか?私も、実際に現場でお客様のお話しを聞いていて多いのは、在宅時間が以前より増えたので「遮音性」だったり、仕事にダイレクトに影響してくる「インターネット環境の充実」、あとは非接触型の鍵を搭載している「セキュリティ性」を求められる方が多いです。最近では、ハンズフリーで集合玄関を通過出来るマンションも増えてきました。生活様式が変わったことで今までの住まい選びに対しての優先項目にも変化が出てきてます。
他にも、以前ご紹介した「大規模マンション」よりも人が密集しないという理由で「小規模マンション」の方にも注目が集まってきてます。大規模マンションに多い共用施設も、密を避ける意味では需要が無くなってきてもおかしくないですよね。
そして、驚いたのは「立地」選びです。前段でもお話しした様に、家賃や物価を抑えるために駅近では無く駅遠を選ばれるのかと思いきや根強く駅近需要が高いという事です。これは、昨年10月に某ハウスメーカーが20代〜50代の世帯600名を対象に1都3県に在住している方々に行った意識調査の結果だそうですが全国的に推奨されているテレワークも業種によっては出来ない仕事や、出社もゼロになったわけではない状況下から、やはり通勤しやすい立地を選ばざるを得ない方は未だ多いのが現状です。
むしろ在宅時間が長くなった今、住宅や設備にお金をかける方が増えてきている傾向にもあります。
その一つとしては「広さ」も重要ですよね。
お子様のいらっしゃるご家庭ですと、どうしてもリモート会議や資料作成においてご自宅での仕事が難しい環境の方もいらっしゃるかと思います。そういった方も、今までの専有面積よりも少し広いマンション(間取りは一緒で、2畳(約3㎡)の納戸くらいの広さが増)に住み替え、小さい納戸を改良し書斎に変えられたり、シェアオフィスや、個人用オフィスをご自宅近くで借りる方も増えてきました。いずれにしても、結果出費は増えて以前よりも「住」に予算をかけている方は増加傾向にあります。
新築分譲マンションも都心に関しては、供給数こそ激減しましたが未だ需要は根強く、先日某マンションギャラリーを週末覗きに行ったところ完全予約制ではあるものの満席なのを見て、皆様の関心の高さを肌で感じました。
この厳しいコロナ禍で求められているマンションも随時変わる生活様式に合わせ確実に変化してきております。本日、お話しした内容はごく一部に過ぎませんが、今まで以上にご自宅への関心や執着が高まっていることは事実です。
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