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本日は、賃貸における「間取りプランの需要傾向」についてお話ししたいと思います!
昨今、住まいに関するニュースも社会情勢や環境の変化に伴い大きく取り上げられることが多くなりました。我々不動産業者も日々皆様からのお問い合わせを頂くなかで、明らかに2年前(コロナ禍前)と比べお客様の需要傾向が変わってきていることを肌で感じます。特に、賃貸です。
どの様に変化してきているかというと、予算を固定したあとお部屋を選定するうえでの優先順位です。以前はエリア・立地が一番、広さが2番、以下はその他、築年数や周辺環境、階数といった傾向にありました。しかし、今の需要は一番が間数(間取り)・2番広さ・3番立地という順番になってきています。「間取り」というのは広さに比例して変化していくものなので「??」と思われた方も多いと思いますが、最近のマンションはコンパクト化が進み60㎡台でも3LDKを設計するのがトレンドです。広いに越したことはありませんが予算との兼ね合いなので、いたずらに㎡数を増やしてしまうと予算が上がってしまいます。。
下の間取りはなんと61㎡で構成された3LDKの間取りの一例です!しっかり収納も各部屋とれています。お若いご夫婦のご家族世帯には予算的にも抑えられると、人気のプランとして今注目されています。最近は各デベロッパーも、こうしたユニット割を企画して商品化しています。
なので、予算を固定したあとの優先順位は広さよりも「間数」が重要になってきています。
そのような需要の変化を招いた1番の要因はやはり「コロナ」です。リモートワークが普遍化したことで、生活様式が一変しました。1日の時間の大半を占める「仕事」をご自宅内でされる方が増えたことで、自宅内のセパレート化を余儀なくされる方は本当に増えました。以前のブログでも取り上げましたがまさに「ニューノーマル」になったのです。住み替え需要の間数で一番多いのは「現居の間取り+1間」です。先程も例に挙げましたが60㎡は一般的に2LDKの間取りとして設計されることが多かったですが、同㎡数でも3LDKの間取りが増えてきました。広さが一緒なので予算もそこまで大きく変わりませんが築浅なので多少家賃も上がってしまいます。そういう時は多少、立地の条件面を広域に見ることで候補になってきます。
予算面を抑えながら広めのお部屋を探すうえでの立地目安は「駅から徒歩15分以上」もしくは「バス便(最寄り駅までバスでの移動)」の物件です。
2LDK〜4LDKの様な間数や広さのあるお部屋も予算を抑えつつ見つかる可能性が出てきます。
しかし、予算を抑えて駅近くの物件を希望する場合はどうすれば良いのでしょうか?
その場合は、築年数の希望条件を広げてみましょう。目安で言いますと「築30年以上」です。バブル期に量産されたマンションは、当時のトレンドでもある広めの設計で作られています。
直近のアットホーム(株)調べでは、ファミリー向け(70㎡以上)の間取り家賃が上昇傾向にあるというデータも発表されました。徐々に市況のトレンドが家賃に反映され始めてきています。
アットホーム(株)の不動産情報ネットワークにおける「全国主要都市の『賃貸マンション・アパート』募集家賃動向」(2021年7月)を発表しました。入居者が1ヵ月に支払う「賃料+管理費・共益費等」を「家賃」と定義して調査し、調査対象は首都圏(東京23区、都下、神奈川県、埼玉県、千葉県)、仙台市、名古屋市、大阪市、福岡市の9エリアで行いました。 賃貸マンションの平均募集家賃の前年同月比上昇率トップは、30㎡以下(シングル向き)が「福岡市」(前年同月比3.0%上昇、平均家賃4万9,960円)、30~50㎡(カップル向き)が「神奈川県」(同1.9%上昇、同8万8,943円)、50~70㎡(ファミリー向き)が「千葉県」(同3.1%上昇、同9万3,040円)、70㎡超(大型ファミリー向き)が「神奈川県」(同15.2%上昇、同19万7,303円)と上昇率も上がってきています。逆にシングル向きは6エリアで前年同月を下回る結果となりました。一方、大型ファミリー向きは、6エリアが前年同月を上回り、神奈川県と埼玉県では15年1月以来の最高値を更新した。まさに、エリアの希望条件を広域にすることで間数や広さの優先順位を上げた結果ということです。
お住み替えをご検討されている方は、相場が完全に上がりきる前にご検討されてみては如何でしょうか!
山信不動産(株)では、お客様からお住まいの条件面を細かくヒアリングさせて頂くことでより良いお住まい探しのご提案をさせて頂きます!まずは、お気軽にお問い合わせ下さい!!
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