【NEWS-28】住宅ローン金利、固定型変動型の差広がる
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本日は、3月に入りなおも上昇が続く固定型住宅ローンにニュースをご紹介したいと思います!
住宅ローンの固定金利の上昇が続いています。先日28日に発表になった3月適用分の10年固定型の基準金利にでは、三菱UFJ銀行が年3.54%、三井住友銀行が3.55%、みずほ銀行が2.95%にそれぞれ引き上げると発表した。3行とも2015年夏ごろ以来の高水準となります。長期金利が上昇傾向にあるためで、先日のブログでもお話ししましたが、住宅販売に影響を与える可能性も大いにあります。
引き上げ幅は、みずほ銀行は0.15ポイントで2月より拡大しました。三菱UFJ銀行と三井住友銀行は0.05ポイント上昇、住宅ローン大手の三井住友信託銀行も年3%から3.05%、りそな銀行は3.35%から3.45%に改めるとそれぞれ発表しました。各行は基準金利をもとに顧客に貸し出す金利を定めており、条件の最も良い優遇金利は10年固定で三菱UFJが0.89%、みずほが1.05%となります。
以前もご説明しましたが、銀行は10年物国債の利回りなどを参考に住宅ローンの固定金利を定めてます。米国の金融引き締め観測で米長期金利が上昇し、日本も、長期金利の指標となる10年物国債の利回りは足元0.2%程度と上昇傾向にあります。日銀が許容範囲の上限としている0.25%まではまだ上昇の余地があります。
一方、政策金利に連動する変動型は据え置かれました。固定型は適用期間の長いプランになるほど金利上昇の影響を受けやすく、変動・固定間で金利差が大きく広がる状況に拍車がかかります。住宅ローンを検討する人の中には、将来の金利上昇に備え金利を確定できる固定型を調べた結果、長期固定型の金利の高さに躊躇する人が少なくないです。
3月のみずほ銀行の基準金利でみると、2年固定が0.05ポイント上昇で2.65%、20年固定では0.2ポイント上昇し3.45%。適用期間が長くなるほど金利水準は高く、金利の上げ幅も拡大してきています。
米国では3月にも利上げが始まるとみられ、それを前にした「駆け込み需要」が指摘されています。米中古住宅販売件数をみると22年1月は650万件(年率換算)と、1年ぶりの高水準を記録しており、金利上昇を踏まえて購入を急ぐ動きが生じているのかデベロッパーの住宅市場判断も強気になっているようにも思えます。
ただ米国の住宅ローン金利の上昇ぶりから、2月後半には米国の住宅ローンの申請数が急降下した実績もあり、2月23日に公表された2月第3週の米住宅ローン申請指数は前週比13.1%減と大きく低下しました。
日本国内では金利上昇への不安から固定型を検討する人が増えるなどの変化はあるものの、政策金利の引き上げは当面ないとの見方がなお根強いです。住宅ローンを借りる人の9割が現状選ぶといわれる変動金利は引き下げ競争の様相変わらず、しばらくは国際情勢と長期金利の動向に振り回される期間が続きそうです。
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