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徐々に高騰しつつある建築資材

建築

山田 恵二

筆者 山田 恵二

不動産に関する事なら何でもご相談下さい。
特に、マンションに関しては長く扱ってきた経験もございますので将来のトレンドを見据えたご提案はもちろん、住宅ローンや税金に関しても細かくご説明致します。
自身の購入や売却といった実際の取引経験も交えてお客様一人一人に合わせたご提案を心がけております。

皆様、弊社ブログをいつもご覧頂き誠に有難うございます!

本日は、徐々に各所で影響が出始めている「建築資材の高騰」についてご紹介したいと思います!

ここ数日、建築資材の高騰に関するニュースをよく耳にする様になってきました。世界的な物価高により徐々にではありますが建築業界、不動産業界にも影響が出始めております。特に、鉄材関係に関しては原料高で一段と値上がりしてきています。マンションなどの鉄筋に使う異形棒綱の取引価格にいたっては13年半ぶりに最高値を更新しました。指標品は東京地区で1か月前に比べて9%も高くなっています。こちらも、原料である鉄スクラップに価格高騰が大きく起因しているようです。
各社ゼネコンも今回の値上げに関しては、受け入れるしかない状況で5月の大型連休明けに大きな建設案件が控えているゼネコンが多く今のうちに調達確保したい考えのようです。

その他、戸建業界にも影響が出始めています。LIXILは戸建住宅用屋根のメーカー希望小売価格を7月1日受注分から1〜2割引き上げる発表をしました。原材料となる、鋼板の価格や、物流コストが上昇しており、製品価格に転換せざるを得ない状況のようです。いままでは、なんとか生産性の向上をはかりコスト圧縮を進めてきましたが世界的な需要の高まりで鋼材の調達価格の高騰が続いてきているのが影響しています。
ここまでくると企業努力ではカバーしきれない部分も出てきているのを感じます。LIXILに関しては、4月に入ってからキッチン関係やトイレといった水回り関係も値上げを発表しており、戸建だけにとどまらずマンションやビル事業にも今後大きく影響してくることは間違いありません。

以前のブログでもご紹介しましたが、欧米の金融緩和引き締めに新興国が追随している中、日本は世界の金利上昇の潮流に取り残されています。この先、更なる物価上昇も見込まれる中、これ以上の金利差を招くと円安の進行を加速させてしまいます。板挟みの中、今後の日銀の舵取りが重要な分かれ目となることは間違いないです。

山信不動産(株)では、今後のマンション市場についても動向を皆様にご紹介していきたいと思っております!各社ゼネコンも資源高による販売価格への転換が予測されますので注目していきたいと思います。

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