有楽町線延伸計画素案公表
東京都は、東京都市計画都市高速鉄道第8号線東京メトロ有楽町線の分岐線(豊洲~住吉間)計画と、豊洲駅改良計画に関する都市計画素案を公表しました。これにより、東京メトロ有楽町線の住吉延伸(豊住線)に関する正式なルート案が判明しました。公表された位置図によると、延伸線の計画区間は約5.2kmで都市計画変更区間は4.9kmです。東京メトロは以前のプレスリリースで建設距離を4.8kmと発表していましたが、これは既存線との重複区間を除く建設距離のようです。
※出典:国土交通省発表に基づく
豊洲駅を離れた延伸線は、豊洲小学校の下を経由して区道に沿って北東方面に向かい、枝川橋を渡った付近に枝川駅(仮称)を設けます。枝川二丁目のバス停付近に新駅が作られることがはっきりしました。その先で汐見運河の地下に入り、東京メトロ深川検車区を横切る形で北に向きを変えます。四ツ目通りの地下に入って東陽町駅にて東西線と接続しそのまま北に向かい、仙台堀川を渡ったあたりに千石駅(仮称)を設置します。千石二丁目バス停付近が新駅の位置です。さらに北上し、住吉駅で半蔵門線と合流します。
結果的には、ルートや駅位置は事前に想定されていた通りの場所でした。新たな新計画といった大胆な計画にはならなさそうなのが私の所感です。ルート上のほとんどの区間が道路下または公共施設の地下に入っていて、用地買収や地上権の取得の障害は小さそうです。行政としても今回予算捻出面でどの行政区が負担するかが焦点にもなっていただけに極力予算を割かずにいきたいのも本音としてあるのだと思います。
東京都では、8月21日から25日にかけて、都市計画素案の説明会を実施する予定だそうです。延伸事業の主体は東京メトロで、開業予定は2030年代半ばなのでまだまだ先の計画にはなりますが完成すれば豊洲〜住吉間の移動時間が現在の約20分から約9分へ短縮されるほか、東西線の混雑緩和にも寄与します。
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