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本日は、マイナス金利解除後注目の集まるなか、各銀行が発表した4月の住宅ローン基準金利の話題についてご紹介したいと思います!
大手銀行5行は昨日、4月に適用する変動型住宅ローンの基準金利を据え置くと発表しました。マイナス金利解除決定後初の各銀行の住宅ローン金利発表だっただけに注目が集まりました。一方、市場金利に連動して基準金利を決めている楽天銀行は3月に比べ0.027%高い1.233%にしました。日銀によるマイナス金利政策の解除に伴う市場金利の上昇を反映したかたちになります。
以前、当ブログ内でもご紹介しましたが住宅ローン金利は「固定型」と「変動型」の2種類に分かれます。固定型は長期金利、変動型は短期金利に連動します。適用金利の低さから、利用者の約7割は変動型をつかっているのが現状ですが、基準とする短期金利は各銀行によって設定が異なります。
三菱UFJ銀行などは独自に決めている短期プライムレートを変動型ローンの基準金利にしています。短期プライムレートは2009年に下がったのが最後で、日銀が2016年にマイナス金利政策を導入した後も下げなかった過去があります。このため、大手各銀行は今回、変動型の基準金利を2.475%と据え置く形をとりました。
一方、楽天銀行など一部の金融機関では、住宅ローン金利の指標に東京銀行間取引金利(TIBOR)を採用してます。前段でご紹介した都市銀行とは基準が違うため同じ動きをしないのが特徴です。これを採用しているのはネット系銀行に多く、今までの低金利競争でも頭角を表せていたのもこうした独自の基準金利によるものが大きいです。しかし、今回のように逆のパターンもあります。適用金利マイナス金利解除前に4月適用分の金利を決めていましたが、マイナス金利解除を織り込みTIBORが急上昇していたのが影響したことにより、他行では据え置いた基準金利も楽天銀行だけは金利上昇という結果になりました。
今後の住宅ローンも日銀の金融政策次第では、各銀行とも基準金利の見直しはあり得る話かと思います。しかし、現段階で即変動型金利に影響はしないというのが大方の予測で、実際に今回発表になった4月の適用金利でも動きがないところを見ると一旦は静観状態が続きそうです。しかしながら、固定の長期金利に関しては4月も若干の上昇が予測されます。今後も、山信不動産株式会社では住宅ローン金利の動向についてレポートしていきたいと思います!
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