月島再開発プロジェクト
今月に入り、大手不動産デベロッパーによる月島・勝どきエリアの再開発情報が立て続けに解禁されました。すでに、月島駅周辺では、過去10年間で大きな再開発が進められており駅前開発の代名詞とも言える象徴的な「タワーマンション」が幾つか完成しています(※下記地図の緑色枠)。
今回発表になったのは、今までの開発地区に比べると勝どき寄りな位置にあるのが特徴で都営大江戸線「勝どき駅」と都営大江戸線・東京メトロ有楽町線「月島駅」の両駅が徒歩圏という立地になります。
まず発表になったのは、上記地図の赤色枠地区を開発する住友不動産(株)、東京建物(株)、大和ハウス工業(株)、(一財)首都圏不燃建築公社で、参加組合員として推進する「月島三丁目北地区第一種市街地再開発事業」(東京都中央区)が今年の10月20日に着工したと発表しました。施行区域は約1.5ha。「月島もんじゃストリート」がある西仲通り商店街に面する場所に位置です。地区内には築年数の経過した木造家屋が多く防災性の向上が課題となっているほか、バリアフリーに配慮した歩行者空間、地域交流を促進する公共施設、災害時に活用できる広場の整備など都市機能の更新が求められているエリアです。同事業はタワーマンションを中核とした「A街区」と、中低層建築物による「B-1街区」「B-2街区」の3つの街区で構成。A街区は敷地面積1万76㎡住宅(総戸数1,285戸)、商業施設、保育所、デイサービス等で構成する地上58階地下2階建て・延床面積約14万4,450㎡のタワーマンションを開発する予定だそうです(※下記図参照)。B-1街区は敷地面積1,054㎡、障がい者グループホーム等を含む地上6階建て・延床面積約1,930㎡の施設を開発します。B-2街区は敷地面積約882㎡、住宅(総戸数56戸)等を含む地上7階建て・延床面積約3,250㎡の施設を整備します。併せて、商店街と隅田川をつなぐ広場や歩行者動線も整備し、街全体の活性化を図ります。
続いて発表になったのは、三井不動産レジデンシャル(株)、野村不動産(株)、大成建設(株)による「月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業」(東京都中央区、施行者:月島三丁目南地区市街地再開発組合)です。11月17日に権利変換計画認可を受けたと発表されました。東京メトロ有楽町線「月島」駅と都営地下鉄大江戸線「勝どき」駅の間に位置する約1.0haの区域で行なう再開発事業で、こちらのエリアも「北地区再開発」同様に築年数の経過した木造家屋の密集や広場の不足等の課題を抱えているため、防災機能の向上と都市機能の更新が求められています。開発はA敷地(約5,600㎡)とB敷地(約900㎡)に分けて実施され、A敷地には、地上48階地下1階建ての建物を新設、総戸数744戸の共同住宅と商業施設を計画しています(※下記図参照)。延床面積は約7万6,000㎡と広大で、B敷地には、地上2階建ての商業施設と保育所を整備する予定だそうです。こちらの延床面積は約1,200㎡となかなかのサイズ感です。なお、歩道状空地を確保しゆとりある歩行者空間を整備することで災害時の避難スペース、緊急車両の侵入経路を確保し広場も整備することで、地域にひらかれたオープンスペースを創出します。2023年度中に本体工事着工、2027年度に竣工の予定とのことです。
古くから下町として歴史のある街は近年、都心勤めの若い世帯を中心に人気を博しています。東京駅までもバスで1本、銀座までもタクシーで1メーターほどの距離という立地の利点が人気を後押ししています。しかしながら、これだけの利便性を兼ねた立地なので価格帯も高い水準を維持しており、中古でも新築と変わらないのが現状です。いずれの区画も、完成までまだ先ではありますが長年かけて徐々に進んでいた大規模な再開発がようやく完成間近となるので湾岸エリアの中でも人気の高い「月島・勝どき」エリアの更なる発展が期待出来そうです!
山信不動産(株)では、本日ご紹介した「月島・勝どき」エリアのマンションも数多く取り扱っております!ご興味のある方は、お気軽に下記専用フォームか電話でお問い合わせ下さい。
横浜市|タワーマンション|リノベーション|
|湾岸エリア|不動産
神奈川県横浜市中区海岸通4-20-2 YT馬車道ビル301
みなとみらい線 「馬車道駅」 徒歩2分
SANSHIN Real Estate