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今注目される「パワー賃貸」とは?

賃貸

山田 恵二

筆者 山田 恵二

不動産に関する事なら何でもご相談下さい。
特に、マンションに関しては長く扱ってきた経験もございますので将来のトレンドを見据えたご提案はもちろん、住宅ローンや税金に関しても細かくご説明致します。
自身の購入や売却といった実際の取引経験も交えてお客様一人一人に合わせたご提案を心がけております。

皆様、弊社ブログをいつもご覧頂き誠に有難うございます!

本日は、昨今のマンション価格高騰を受け実需として再注目される「賃貸」住宅についてのトレンド傾向についてご紹介したいと思います!

マンション価格の高騰が続くなか、一昔前に比べ、購入時の資金計画や買い方にも変化が出てきています。以前当ブログでもご紹介しましたが高額のマンション購入予算に合わせて住宅ローンを組む際も圧倒的にペアローンの需要が増えました。これは、夫婦二人が共働きであることが条件にはなりますが一人で組む単独ローンよりも借入可能額が増えるメリットや、二人分の住宅ローン控除が受けられるというメリットがあります。しかし、そんなパワーカップルのペアローンでも追いつかないほどマンション価格が上昇しているのが現状です。


そんな中、テレワークが恒久化してきた共働き夫婦は「上級な賃貸マンション」に住まい探しをシフトし始めています。会議室を備えたり、法人登記ができたり、本格的なSOHO(スモールオフィス・ホームオフィス)など居住性だけでは無く、仕事のしやすい環境も兼ねた物件に注目が集まります。東京23区の新築分譲物件の平均価格は1億円を超え高根の花になってきた今、不動産各社も手の届く選択肢としてこうした高機能な賃貸物件を開発しています。

では、パワーカップルが選ぶ「パワー賃貸」に求められるものとは何なのでしょうか?

三菱地所レジデンスが2022年10月に完成させた小田急線参宮橋駅から歩いて4分の「ザ・パークハビオSOHO代々木公園」では、賃貸とは思えないほどの設備や環境が整っており話題になっています。エントランスの先にあるのは、120㎡のコワーキングスペースです。モニター付きデスクや個室、外部の人も入れる会議室まで備えており、マンションにいながら仕事に集中できる環境を整えています。屋上には電源とWi-Fiが備わったラウンジスペースがあり、新宿のビル群を眺めながら仕事をしたり、昼寝でくつろいだりでき、芝生を敷いたドッグランスペースもあり、これまでに約10世帯がペット連れで入居しているそうです。

周辺相場より1〜2割高くても働き盛りの30〜40代からの引き合いが強く、入居率は既に8割近くにのぼると言います。好立地でこのスペックの物件に住めるのは賃貸だからこそ家賃が高めでも、あえて賃貸を選ぶ選択肢も出てきています。不動産経済研究所によると、東京23区での2022年度の平均価格は9899万円と資材の値上がりなどが要因で、5年前に比べ4割も高くなっています。2023年1〜6月では1億2962万円とついに大台を超えたのは記憶に新しいです。さらに、発売戸数の減少も購入を難しくしています。2022年度は1万692戸とピークの3割以下の水準になってしまいました。分譲は資産価値も重視されるが、駅前など好条件の用地が少なくなっているためです。合計年収が1500万円を超える「パワーカップル」でも、残念ながら断念せざるを得ない方も増えてきました。そうなってくると、住み心地は良く、分譲のローンよりは安く済むのであればそこに高付加価値型の賃貸の商機が生まれてきます。

野村不動産でも同様に賃貸ブランド「プラウドフラット」シリーズを20物件1500室の開発を新たに計画しています。2022年1月完成の「プラウドフラット両国サウス」は、共用ラウンジや、1泊5500円で家族や友人が泊まれるゲストルームも備えた高付加価値型です。さらに特徴的なのは、全214戸のうち約4割に壁付きデスクとコンセントがついた約1畳の空間「スタディコーナー」を設けています。まさに、分譲シリーズと仕様内容が変わりません。

もともと賃貸の良さとして、ライフスタイルの変化に合わせて気軽に引っ越せるのがいいところがあります。コロナ禍を機に夫婦ともテレワークになり、職場への近さなどに縛られなくなったのも事実です。定期的に住むエリアを変えて気分転換にもなり、引っ越しは『断捨離』するきっかけにもなり、分譲価格高騰により賃貸の気軽さが再注目され始めています。

住友不動産の「ラ・トゥール」シリーズはさらに上をいくサービスも提供しており注目されています。代官山など都心一等地にあり、平均価格帯は60万円以上で、中には数百万円の部屋もあります。分譲マンション顔負けのソフトサービスとして、車の駐車と出庫を代行するバレーサービスなども取り入れています。それだけ高額な家賃でもラ・トゥール全体の足元の入居率は約97%と驚異的な数字になっているのにもびっくりです。総務省の2018年の調査では、都内の住宅のうち「民営借家」は40%、「持ち家」は45%でした。不動産各社の戦略やライフスタイルの変化で、この比率は大きく変わっていくかもしれません。

当社でも、そうした賃貸トレンドを見据え昨年10月に完成した「SS KNOT(エスエス ノット)」シリーズでは、専有部内にテレワーク専用の個室を間取りに取り入れたり(使用しない場合は納戸としても利用可能)、法人登記も可能な高速Wifi完備のSOHOフロアを設けることで差別化しています。セキュリティ面でも、分譲マンションにも無い設備として、各フロアには防犯カメラも設置、エレベーターも自身の居住階にのみ停止する仕組みの「各階セキュリティ」を導入しています。この機会に、馬車道周辺で賃貸をお探しの方は下記より詳細を覗いてみてください!!

SS KNOT 12.5万円

SS KNOT 16.5万円(SOHOタイプ)

SS KNOT


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