東京大改造「麻布台ヒルズ」開業!
森ビルが凄いのは「立体緑園都市」と位置付け、超高層ビルにオフィスや住宅など複数の都市機能を集約し、敷地内に緑地を設ける手法で再開発事業を進めてきているところです。しっかりとした都市計画に基づき、ただ闇雲に高層ビルを乱立させるのではなく、周辺環境との調和を緑地を設けることでバランスをとっているのは並大抵の開発力では成し遂げられません。今回完成した麻布台ヒルズをはじめ、アークヒルズ(1986年開業)や愛宕グリーンヒルズ(2001年開業)、六本木ヒルズ(2003年開業)、虎ノ門ヒルズ(全面開業は2023年10月)はいずれもこの手法で開発を進めてきた経緯があります。そもそも、都心の中心でもあるこの密集した一帯エリアをここまで用地取得し整理すること自体、途方も無い作業です。
麻布台ヒルズは旧郵政省本庁舎ビル跡地など、8.1ha(※1ha=10000㎡)の敷地にできあがった「街区」です。森ビルは1989年に街づくり協議会を立ち上げ、地権者約300人と用地交渉を行ってきたそうです。ここから起算すると34年もの年月が今時点でかかっている計算になります。国家戦略特区における都市再生プロジェクトとして2017年に都市計画が決定され、2018年に再開発組合が立ち上がって2019年に着工しました。
ヒルズ内の各プランとしては、街区一帯で、21万4500㎡のオフィスを供給するほか、「エルメス」や「カルティエ」といった高級ブランドや物販、飲食店など約150店舗が入り、高級ホテルの「ジャヌ東京」や、慶応義塾大学の予防医療センター、インターナショナルスクールも誘致し、富裕層を呼び込む計画です。高級レジデンスを含む住宅部分は計1400戸にのぼります。麻布台ヒルズの完成で、六本木から虎ノ門エリアはこうした「ヒルズ」によって面でつながることになります。森ビルは今後も、住友不動産と共同で進める「六本木5丁目西地区」(2025年着工)の再開発を控えており、まだまだこのエリアには魅力創出が期待できそうです。森ビルは面戦略をとることで、六本木ヒルズの映画館や美術館、虎ノ門ヒルズのコンベンション施設やスタートアップ拠点など、それぞれの街区の施設や店舗を他街区の住民やビジネスパーソンが相互に利用してもらう狙いがあります。森ビルの辻慎吾社長は「ヒルズを通じて、東京の磁力となり、国際競争力を高める都市づくりをめざす」と語っており、まさに世界標準を意識した「新東京」の誕生にふさわい完成度だと思います。先日発表された「世界の都市総合力ランキング2023」では、東京は8年連続となる3位にとどまりました。居住や交通・アクセスの分野で順位が上がってきたものの、新型コロナウイルスの影響などにより経済分野が10位まで後退しました。今回の「麻布台ヒルズ」完成に伴い、新たな人流が生まれることで経済効果も期待出来ますので今後の周辺開発にもさらなる注目が集まりそうです。
山信不動産株式会社では、本日ご紹介しました「麻布台ヒルズ」周辺(神谷町・六本木一丁目・六本木・虎ノ門ヒルズ・麻布十番 )の物件も数多くご紹介しております!ご興味ある方は、下記専用フォームから直接お問い合わせ頂くか045-681-4924までお電話下さい!皆様からのお問い合わせ、お待ちしております!
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