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どうなる⁉︎山下埠頭再開発

開発

山田 恵二

筆者 山田 恵二

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本日は、動向が注目されている「山下埠頭再開発事業」について横浜市の新たな魅力を創出するべく、新たに検討委員会が開かれた話題をご紹介したいと思います!

横浜市臨海部の山下ふ頭(同市中区)の再開発の方向性を協議する山下ふ頭再開発検討委員会が7月に開かれてから5か月が経ちます。山下ふ頭はカジノを含む統合型リゾート(IR)の候補地でしたが、IR

に反対した山中竹春市長が2021年に当選して撤回されました。市事務局はどういう機能を取り入れるのか、年内に答申をまとめたいとしています。

  

山下ふ頭位置関係


そんな中、横浜市臨海部の山下ふ頭の再開発の方向性を協議する山下ふ頭再開発検討委員会(委員長・平尾光司昭和女子大学名誉理事)が答申案を取りまとめました。緑の再生を核に据えつつ、海沿いに市民や来訪者らでにぎわうオープンスペースを設置することや新たな技術の社会実験の受け皿としての活用を導入例として盛り込んでいます。(私も、理想や意見を取りまとめ意見書として提出しました!)

山下ふ頭は広さ約47Ha(=470,000㎡)で、関内地区、元町・中華街、みなとみらい(MM)21にも近い都心臨海部の一等地です。前市長時代、カジノを含む統合型リゾート(IR)の候補地でしたが、IRに反対した山中竹春市長が2021年に当選して撤回された経緯があります。

答申案が打ち出した気になる大きな方向性は・・・

①世界に誇れる、魅せる「緑と海辺」空間の創造

②市民と共に歩み、豊かなみらいにつなげる持続可能なまちの実現

③横浜らしさとにぎわいが広がり、新たな活力を創出する都市モデルの構築

導入例として、臨港パークから山下公園までの水際線に歩行者空間を形成したりオープンスペースを整備する案を明記しております。カーボンニュートラルや次世代モビリティーの導入を促進する新たな社会実験の場としての活用や、観光で来日する外国人の目的地となるための機能強化なども盛り込まれています。ここ一体の湾岸部は、横浜でも随所の観光名所で老若男女問わず人気のあるエリアです。ここ数年では全体(臨港パークから山下公園まで)で音楽に合わせた光のショーを開催するなど話題となり賑わっています。

再開発エリア全体のインフラ整備や空間デザインの土台となる考え方も整理し「まちをつなぎ一体感を高める交通アクセスの充実」を掲げています。来訪者の大幅な増加を見据え、水上交通などの整備による利便性向上や防災機能の強化を求めました。今でも、平日や週末問わず他県や県内からも来訪者の多いこのエリアですが観光名所がまた一つ増えるとなると更なる防災強化は必須です。

検討委員では広く市民の意見を取り入れるため、市民参加による事業計画委員会の設置を明記すべきだとの意見もあったが見送られました。大きな方向性を示すことを主眼に置き、具体的な進め方には踏み込むべきではないとの意見が過半数を占めたのは残念です。

検討委員は2023年8月、学識経験者らをメンバーに設置されました。2024年1月の会合から横浜商工会議所、横浜港運協会、関内・関外地区活性化協議会など6団体から委員が加わり、今までで計6回の議論を重ねています。

市によると、山下ふ頭は1963年に埋め立てが完成し、70年代にかけて高度成長期の横浜港を支える主力埠頭でした。その後、コンテナ物流が主体となり、本牧ふ頭や大黒ふ頭などのコンテナ埠頭が建設されると取り扱い貨物量が減少し、現在は上屋や倉庫が立地しています。1997年の港湾計画では中長期的に都市的な土地利用に転換するゾーンと位置づけられ、市は優れた立地特性を生かし、臨海部の新たなにぎわい拠点となるような再開発を計画してきました。これだけ恵まれた環境や立地の「山下ふ頭」ですのでIRとは言いませんが、海外からも注目されるインパクトのある観光施設やMICE戦略も取り入れたグローバルな施設がこの横浜に完成することで人口流動も触発され、よりよい町の発展へと繋がってくれると期待しています。

※過去の関連記事はコチラをご参照下さい↓


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