新たな横浜観光名所「ゲームの聖地」誕生へ
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本日は、大規模な開発事業として注目の集まる「みなとみらい21地区」ですがその中でも目玉となりそうな「ゲームの聖地」誕生の話題についてご紹介したいと思います!
コーエーテクモホールディングス株式会社のグループ会社である株式会社光優は、2027年7月を目標に、世界で初めてとなる常設型の「ゲームアートミュージアム」を、「みなとみらい21中央地区52街区開発事業計画」地内に開業する計画を明らかにしました。ゲームアートミュージアムは、ゲームを単なる娯楽としてではなく、「アート」として捉えるというコンセプトのもとに構想されたものになります。
気になる展示内容は、光優が手がける「信長の野望」や「無双シリーズ」などの代表的な自社IPに加えて、国内外のゲーム作品も広く対象にし、ビジュアルアート、キャラクター設計、音楽、映像演出など、ゲームを構成する多面的な要素を多角的に紹介する予定とのことです。これにより、ゲームファンだけでなく、美術やデザイン、技術に関心を持つ幅広い来館者に対して、ゲームが持つ芸術的・文化的な価値を新たな視点で伝えることを目指しています。本プロジェクトは、横浜の観光・文化政策とも連携し、「世界に誇るゲームの聖地」として国内外の来訪者を呼び込む新たな観光資源としても注目されています。ゲームやアニメといった日本が誇るカルチャーを代表する街といえば「秋葉原」が有名ですが、神奈川県内でもそういった聖地が出来てくれれば新たな観光名所として期待出来ます!世界的なゲーム文化の盛り上がりを実感する一方で、アニメや漫画のようにファンが集えるような場所がないのも現状で、池袋や秋葉原のようにファン同士で熱量を交換しあえるような場がこの横浜に出来ると面白いです。
ミュージアムは、大和ハウス工業と光優がMM21中央地区52街区にオフィスや地域熱供給プラントなどとともに開発する予定で、みなとみらい線新高島駅付近が予定地になっており敷地面積は1.18haという規模感が楽しみの一つです。地上29階建てのオフィス棟、地上3階建てのミュージアム棟などを整備する計画となっており、工事はすでに2024年2月に着工し、2027年の完成を目指しています。
ミュージアム棟はうずまきのような外観(下記写真)が特徴で、ロゴやデザインなどのビジュアルの展示のほか、インタラクティブ(双方向)性も重視して見て触って楽しめるようなデジタル展示に注力するそうです。南側には「アートガーデン」として約3000㎡の公園を整備し、園内には白鳥も泳げる池を造り、近隣住民や観光客らの憩いの場とすることで自然との融合を図っています。注目の統括プロデューサーにはデジタルアート「チームラボボーダレス」を手掛けた杉山央氏を起用。小さな子どもから大人まで美術愛好者以外に間口を広げたデジタルアートの手法を生かし、ゲーム好き以外も繰り返し足を運び、楽しめる施設を目指すようです。
参照:横浜市HP
【ゲームアートミュージアム概要】
世界初の常設「ゲームアートミュージアム」誕生へ:2027年7月、横浜・みなとみらい21に、世界初となる常設型「ゲームアートミュージアム」が開業予定です。ゲームを「総合芸術」として捉え、文化的・芸術的価値を世界に向けて発信
展示内容は多角的かつ国際的:コーエーテクモHDの代表的なIP(信長の野望、無双シリーズなど)に加え、他社との協業によって国内外のさまざまなゲームタイトルを取り上げ、アート、映像、キャラクター、音楽など多角的な切り口で紹介
象徴的な建築と自然との融合:施設は螺旋状の外観を持ち、“生命”の流れや循環を象徴。約3,000㎡のアートガーデンと一体化し、昼は自然を感じ、夜はプロジェクションマッピングで幻想的な空間が広がります。
体験型の展示で五感に訴える構成:1階から3階までを来館者が自由に回遊できる設計で、映像・音・触感を活かしたインタラクティブな展示を展開予定。来館者はゲームアートを“体験”として楽しむことができます。
地域と連携した都市文化の拠点に:近隣の高島中央公園やキング軸デッキと接続し、観光客や地域住民にとっても気軽に訪れられる文化の交流拠点となり、横浜の都市魅力の向上にも大きく貢献します。
複合施設としてビジネスとも融合:ミュージアムと同じ敷地内には地上29階建ての高層ビルを整備し、オフィスやイノベーションプラットフォームも併設。文化とビジネスの相互刺激による新しい価値創出が期待されています。
環境配慮と防災性を備えた建築:中間免震層を備えた免震構造に加え、地域熱供給プラントを整備。みなとみらい全体へのエネルギー効率の向上や、災害に強い街づくりにも寄与する先進的な設備構成。
参照:横浜市HP
ゲームアートミュージアムは、地上3階建ての構成となっており、それぞれのフロアにテーマ性を持たせた展示空間が設けられる予定だそうです。館内では、ゲームのビジュアルデザインやキャラクターアート、映像演出、音楽、さらにはインタラクティブ技術など、ゲーム制作に関わる多彩な要素を芸術として紹介する展示が行われます。来館者は3層にわたる展示空間を自由に回遊しながら、ゲームの世界観に深く没入できるようになっており、視覚・聴覚・触覚といった五感を使って「体験する芸術」としてゲームを味わうことができます。また、施設に隣接するアートガーデンでは、展示と連動したインスタレーションや季節ごとの屋外イベントも予定されており、館内外が一体となった「緑と水のアートオアシス」として都市の中に新たな憩いの空間を創出します。このミュージアムは、単なる展示施設としての役割を超えて、横浜・みなとみらい21地区全体の魅力向上をけん引する文化拠点として機能することが期待されています。施設周辺には、働く人々や観光客、地域住民が集う多様な都市機能が集積しており、ミュージアムとアートガーデンはその中心的な場として、人と人、人と街をつなぐハブとなることを目指しています。館外に広がるポケットパークや緑道といった屋外空間は、イベントやワークショップの場としても活用される予定であり、日常の中で自然にアートに触れられる環境を整備します。また、展示や企画展を通じて、地域の教育機関やクリエイターとの連携も視野に入れており、来館者と地域、そしてアートと社会が結びつく新しい文化交流の拠点として、回遊性の高い都市空間の創出に貢献しそうです。
みなとみらい21中央地区52街区開発事業計画は、南北2棟構成の複合施設として計画されており、南側にゲームアートミュージアムを中心とした文化施設が配置され、北側には地上29階建ての高層オフィス棟が建設されます。北棟には、国内外の企業やスタートアップが集まるイノベーション拠点が整備されるほか、共用スペースにはカンファレンスホールや交流ラウンジも備え、ビジネスと文化が共存する新たな都市モデルを提示します。また、施設全体には地域熱供給システムや最新の免震構造が採用されており、環境配慮型の建築として高い省エネ性能を誇るとともに、災害時の事業継続計画(BCP)にも配慮した安心・安全なインフラが整備されます。これにより、本施設は単なる観光資源としてだけでなく、持続可能な都市開発を象徴するランドマークとしても高い注目を集めており、みなとみらい地区の新たな顔としての役割を果たしていくことが期待されています。
MM21地区は2020年にぴあアリーナMM、2023年にKアリーナ横浜などの音楽施設が開業し、日産や資生堂、LGなどの企業ミュージアムも集積している今最も企業と地域の融合都市都市として注目されているエリアです。同地区は観光客でにぎわい、横浜市によると2024年の来訪者数は約8260万人と新型コロナウイルス禍前の2019年(約8340万人)の水準をほぼ回復しました。ただ、いまだ観光客の9割が日帰り客で、インバウンド(訪日外国人)も少ないのが課題となっていました。国内外にファンを持つコンテンツの力で観光都市・横浜に付加価値を付けて更なる魅力を引き出すことができるのか⁉︎今後の手腕に注目が集まります。
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