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関内駅前再開発プロジェクト

開発

山田 恵二

筆者 山田 恵二

不動産に関する事なら何でもご相談下さい。
特に、マンションに関しては長く扱ってきた経験もございますので将来のトレンドを見据えたご提案はもちろん、住宅ローンや税金に関しても細かくご説明致します。
自身の購入や売却といった実際の取引経験も交えてお客様一人一人に合わせたご提案を心がけております。

皆様、弊社ブログをいつもご覧頂き誠に有難うございます!


本日は、弊社も近いJR関内駅前の大規模再開発事業についてご紹介したいと思います!
以前より注目されていた再開発なだけにイメージパースを見ただけで完成が待ち遠しいです。

出典:三菱地所

神奈川県横浜市中区にある旧市庁舎の隣接地で、オフィスとマンションが混在する複合ビル建設の再開発プロジェクトとなります。旧庁舎跡地で2021年に着工したイノベーションオフィスビルと星野リゾートのホテルの計画と合わせ、JR「関内」駅前に、国際的な産学連携のビジネス拠点に加え、観光スポット及び高級賃貸住宅で地域の賑わいを創出する象徴的なツインタワーが誕生予定です。今回の大規模再開発を手掛けるデベロッパーとして「三菱地所」を代表企業に、スターツコーポレーション、フジタ、ケン・コーポレーション、東急不動産で構成するコンソーシアムは、JR「関内」駅と尾上町通りに挟まれた1.4ヘクタールの再開発事業となります。計画では、「横浜の中心 関内活性化の戦略拠点」をコンセプトに、国際的な産学連携のオフィス、最高級賃貸住宅、ミュージアム、商業施設などから成る高さ約150メートルの高層ビルを建設します。

出典:三菱地所


総延べ床面積は約8万8500平方メートルに及ぶ見通しで、低層階には商業施設「くすのきテラス」、横浜にまつわる食材などのミュージアム、高質なナイトクラブ、オフィス機能として世界中から学生らが集うグローバルキャンパス、ベンチャー企業の支援拠点を併設予定です。ビル中層階には、関内グローバル拠点として国内外企業の本社や研究開発スペースとし、その上の高層階は、横浜初の最高級グレード賃貸マンションで、居住区画の延べ床面積は約1万3000平方メートルを確保することで「住まい」としても注目されること間違いなしです。オフィス階とマンション階の境には、外壁を突き出る形が特徴的なスカイラウンジを設置し象徴的な建物になりそうです。

プロジェクトでは、「MINATO-MACHI LIVE」をテーマに、次代の横浜を支える感動が沸き上がり、横浜スタジアムとともにみなぎるエネルギーと溢れる賑わいを生み出す「源泉」となることを掲げています。公開されたイメージパースでは、モダニズム建築で知られる村野藤吾氏が設計を手掛け、1959年に竣工した旧庁舎を星野リゾートの宿泊施設「レガシーホテル」に利活用。客室の採光を確保しつつ、現在のランダムな外壁パターンを継承するため、一部で「れんが透かし積」を採用する予定です。敷地手前には、ディー・エヌ・エーが運営する国内最大サイズと謳う大型ビジョンを設けたライブ発信施設を新設し、奥の議会棟跡地は、30階建て高層オフィスビルを配置し、総延べ床面積は約11万7017平方メートルになり新しい賑わいスポットとなりそうです!オフィスビルには、延べ5万1900平方メートルのイノベーションオフィスや延べ4700平方メートルのウェルネスセンター以外に、延べ1万2800平方メートルの総合大学も誘致予定で、外観は、線状の外壁を3段階の幅で上層にいくほど細め、透明感と上昇感を演出します。大学が誘致できれば先日ご紹介したみなとみらい地区のように若い方達の利用も増え活気が溢れますね!

                     出典:横浜市

工期は、2021年1月に既存建物の改修・解体と新築工事に着工し、2023年度の都市計画決定、2024年度の組合設立認可、2025年度の権利変換計画認可を経て解体工事に着手する予定で、2029年度以降の竣工を目指しています。

ここで少し、関内の歴史にも触れたいと思います!

1859年、江戸幕府によって横浜に港が開かれ、外国人の居留地と日本人の居住区からなる開港場が整備されました。海に面した開港場は、その陸側を河川や運河の水路で囲まれ、内外を行き来するには、吉田橋を筆頭に橋と関門を通る必要がありました。そして、その内側である開港場は「関内」と言われ厳しく管理されていた歴史があります。明治時代になると、1871年に関門は廃止されますがそのまま呼称は残ったそうです。本町や太田町、尾上町など、主に日本人の居住区だった地区を総称して、「港内」と言われ、その後「関内」という呼称がときおり使われてりたそうで、正式な町名ではなかったそうです。
その他、横浜といえば日本の鉄道創業の地としても有名ですが「関内」には路面電車を除き戦後の高度成長期まで鉄道がなかったのはあまり知られていないことです。1872年に開業した初代の横浜駅である桜木町駅は、大岡川をはさんだ対岸に位置し、長らく行き止まり駅でした。そこから時は経ち1964年(昭和39年)に、線路が大岡川上を高架で通過しようやく国鉄(現JR)の京浜東北根岸線が開通しました。そして、横浜公園や市役所、吉田橋の近くに「関内駅」が設置されました。さらにその12年後には、「関内」地区の地下を市営地下鉄が通り、尾上町交差点に地下鉄の関内駅が出来ました。
町名としては「関内」という名前はないのに駅名や呼称としてここまで広く使われ周知されたのには驚きですよね!私の幼い頃の関内のイメージは、市役所関係の建物がたくさんありその脇に「横浜スタジアム」があり大洋ホエールズ(現DeNAベイスターズ)の試合の日には人でごった返していたのを覚えています。時代は変わりこれからの関内のイメージが今回の再開発で大きく変化を遂げ、さらに活気あふれる街になっていってほしいです。

山信不動産(株)では、横浜市中区西区エリアの今後の開発情報も皆様にご紹介していきたいと思います!
デベロッパー出身の私は、どうしても街の再開発と聞くと「ワクワク感」があります!街全体に新しい息吹が吹き込まれるのがこれから楽しみですね。随時、解禁された情報をアップしていきますので楽しみにしていて下さい!

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