みなとみらい再開発総仕上げの画像

みなとみらい再開発総仕上げ

開発

山田 恵二

筆者 山田 恵二

不動産に関する事なら何でもご相談下さい。
特に、マンションに関しては長く扱ってきた経験もございますので将来のトレンドを見据えたご提案はもちろん、住宅ローンや税金に関しても細かくご説明致します。
自身の購入や売却といった実際の取引経験も交えてお客様一人一人に合わせたご提案を心がけております。

皆様、弊社ブログをいつもご覧頂き誠に有難う御座います!

本日は、みなとみらい21地区の長きにわたる再開発事業の総仕上げとして注目されている「みなとみらい21中央区地区60・61街区」の事業概要が発表された話題についてご紹介したいと思います!

横浜みなとみらい21(以下、MM21)の基本構想が発表されたのは、今から約45年前の1979年(東京ディズニーランドよりも歴史があります)で、横浜市の都心に隣接しながら、造船所や旧国鉄の操車場等に使用されていた臨海部を周辺と一体化して再開発し、都心部機能を強化する目的で策定されたものです。1989年に横浜博覧会が開催され、ベイブリッジが開通すると、MM21の知名度は一気に全国に浸透しました。1993年には、当時高さ日本一の「横浜ランドマークタワー」が竣工したことも話題になりました。その後も「三菱重工横浜ビル」、「クイーンズスクエア横浜」、「日石横浜ビル」と大規模オフィスビルが姿を現し、ビジネス街形成が着々と進行していくかに見えました。しかし、バブル崩壊後の長引く不況下で、新規オフィスビルの建設計画はペースダウンした一方で、大型商業・アミューズメント施設、高層マンションの建設が相次ぎ、業務核都市を目指したMM21は、「職・遊・住」の要素のうち「遊・住」の側面がクローズアップされるエリアと変貌を遂げていきました。

その後、企業業績の回復によりオフィス需要が急増し、東京都心部で空室が払底すると、流出需要の受け皿として、MM21のポテンシャルが再び注目を集めるようになり、2004年に横浜市が打ち出した「企業立地促進条例」による助成制度が効を奏し、日産自動車をはじめとする大企業の進出が決定、これを端緒に開発事業者が次々と名乗りを上げ、現在は国内有数の各企業の本社機能が移転し日本でも有数のビジネスオフィス街へと変化していきました。さらにこのタイミングで、横浜市はMM21中央地区の地区計画を変更することで住宅用途の建築許容街区を制限し、業務集積促進への軌道修正を強化していく流れとなります。

※過去の関連記事はコチラをご参照下さい↓
そしてそのみなとみらい21地区総仕上げとして横浜市は先日、開発事業者の公募を実施していた「みなとみらい21中央区地区60・61街区」について、事業予定者を決定したと発表しました。 「60・61街区」は、みなとみらい線の新高島駅が最寄り駅となり、みなとみらい地区の中でも「横浜駅」からも徒歩圏内となる立地になります。「横浜アンパンマンこどもミュージアム」をはじめとしたテーマパークや「ヒルトン横浜」や、昨年の9月に開業し話題となった音楽専用アリーナ「Kアリーナ横浜」に隣接しています。


出典:横浜市


出典:横浜市

出典:横浜市


市は公募にあたり、同地区で「観光・エンターテイメント」を軸とした街づくりを行う方針を示しており、「みなとみらい21地区で最後の大規模な市有地であり、開発の総仕上げとなる重要な街区」と位置付けています。事業予定者に決定したのは、ケン・コーポレーションを代表企業、SMFLみらいパートナーズ株式会社、鹿島建設、岩崎学園の3社を構成企業とする企業グループです。公開された事業者の提案内容によると、東棟と西棟が整備される予定で、東棟にはオフィスやホテル、ミュージアム、商業施設などが入る想定です。規模は地上27階地下1階塔屋1階建て延べ約12万9325㎡、高さ100mにもおよぶ大規模施設となります。西棟には、地上13階地下1階塔屋1階建て、延べ2万5835㎡、高さ64.25mの専門学校が整備される見込みです。今後、2024年3月に着工し、西棟は2028年8月、東棟は2029年2月の竣工を目指す方針です。既存の「Music Terrace」とはデッキで接続し、街区一体で賑わい創出するとしています。

その他、高島中央公園の隣接地、横浜・みなとみらい21中央地区52街区にオフィス、ゲームアートミュージアム、店舗などで構成される超高層複合ビルの建設予定があります。現地はすでに工事が始まっており、2026年度の供用開始を目指しているようです。
2023年11月8日に事業着工から40周年(冒頭説明は計画の発表年次)を迎えた横浜・みなとみらい21地区。事業は計画した工事の96%以上が終了したと言われています。今後は周辺地域で注目の開発、「馬車道駅(北仲地区・海岸通り地区・商業施設のリニューアル等)」や「関内駅周辺」の再開発事業も控えておりますので生まれ変わる横浜市中区西区に今後も注目していきたいと思います。

LINEでも不動産の最新情報やお役立ち情報を配信しています!


- 横浜市のタワーマンション 山信不動産 -

 

タワーマンション情報はこちら

タワーマンションをお探しの方はこちら

 

横浜市|タワーマンション|リノベーション|

湾岸エリア|不動産

 

神奈川県横浜市中区海岸通4-20-2 YT馬車道ビル301

みなとみらい線 「馬車道駅」 徒歩2

 SANSHIN Real Estate


”開発”おすすめ記事

  • 新たな横浜観光名所「ゲームの聖地」誕生への画像

    新たな横浜観光名所「ゲームの聖地」誕生へ

    開発

  • 国交省認定!「新空港線(蒲蒲線)」とは?の画像

    国交省認定!「新空港線(蒲蒲線)」とは?

    開発

  • JR関内駅「大通り公園」再整備事業発表!の画像

    JR関内駅「大通り公園」再整備事業発表!

    開発

  • 老朽化マンション建て替えに光明の画像

    老朽化マンション建て替えに光明

    開発

  • どうなる⁉︎山下埠頭再開発の画像

    どうなる⁉︎山下埠頭再開発

    開発

  • BASEGATE横浜関内の画像

    BASEGATE横浜関内

    開発

もっと見る